みなさんいかがお過ごしでしょうか?
アシスタントのTMです。
前回、中学校でのオールイングリッシュ授業・教育改革についてという記事をリリースしました。
まだご覧になっていない方は先にそちらをどうぞ!!
今回はその関連の話になるのですが、日本の大学の現状についてです。
私は、以前にお話しした通り、現在私立大学の2年生です。
このサイトではアメリカの大学の現状などは伝えられていますが、日本についてはあまり情報が出ていません。
大学生のリアルな目線でお話ししたいと思います。
「全国で広がる学費減額を求める学生の声 GW明けからオンライン授業再開も」
以前このようなニュースが世間をにぎわせました。
この記事はオンライン授業が始まる前に推測にすぎません。では実際どうなのでしょうか???
オンライン授業が始まる前までは「オンラインでも同じ単位が認められるんだし、その対価としての学費なら別に返還を求めなくてもいいや」
そう考えていた私ですが、オンライン授業を受けている私は180度立場が変わりました。
「学費返せ!!」声を大にして叫びたいです。
返還を求める運動では、「在宅ならば設備費がかからないから返還してくれ」という意見と「授業の質が落ちるから学費を返してくれ」という意見があったようです。
確かに設備費に関して言えば、大学側もICT教育を促進するために機器や設備を導入したのも確かだと思います。キャンパスなども維持するためにコストもかかっていることでしょう。
その点に関して言えば、その通りだと思います。
しかし、学生のいないキャンパスでは、固定費は発生するかもしれませんが、変動費はかからないはずです。快適な学習環境のためのエアコンや普段使われているトイレの水道代など。
学校の収支を知らないので詳しくはわかりませんが、少なくとも満額取る必要はないのではないか、と私は考えています。
これは1つの考えにすぎません。
問題なのは、先ほど述べた理由の2つ目「授業の質が落ちたから返還してくれ」という主張。
まさにその通り。
大学では、学生の通信料(量)の負担を軽減するために、90分授業ではなく60分程度で終わらせてくれと言われているそうです。
60分の授業が行われた場合、単純計算で学費は2/3ですよね???
さらにひどいのは課題を学生に丸投げして、はい終わり、な先生。
私も授業を15個取っていますが、その中でも2~3個はそんな感じです。
言語の授業に関しては、テキストの指定された範囲の問題を解き提出するだけで、先生のコメントはまだしも解答すらフィードバックしてもらえないため自分の解答が合っているかもわかりません。
そんなのが授業として成り立っていていいのでしょうか?
参考としてアメリカの例を出します。
アメリカでは、各学期の終わりに先生たちの評価があります。怠慢な先生や公平でない場合などは、評価が落ち、その後クビになってしまいます。だから毎回気合を入れています。クレームが出てしまわないように、生徒から常に見られていることでクオリティを保っています。
日本の教育改革をする前に、学生の意見を取りれられる環境を整備した方がいいのではないでしょうか。
もう少し現場の声というものを大切にしてほしいという学生の立場からの主張です。