今回のハワイに住むシリーズは
ハワイに住んだことのある人にしかわからないハワイ暮らしあるあるを大きく分けて3つのトピックでお送りします。
1.ハワイに来てすぐ賃貸物件を契約できるか
日本とアメリカの賃貸物件を探す時のシステムの違いを知ることがまず一番大事です。
日本であればインターネットや住みたいと思っている地域の不動産屋さんに出向いて、
こうこうこういう条件で予算はこのくらいで物件を探していますということでお話すると
どんな業者さんでも希望に合った物件を探してくれて手数料として敷金や礼金を支払う契約になると思います。
アメリカの場合は、賃貸物件に関しては賃貸専門の不動産の業者さんというのは基本いません。
唯一プロパティマネジメントという不動産管理会社は存在します。
資産の管理としての不動産会社となるのでお客様の投資用賃貸物件をお預かりして掲載&管理されているのが一般的です。
こういった物件がありますよという風に掲載されているのに関してはその人たちが管理をしている物件しか載ってないわけです。
ですので例えば日本語が通じるからといって不動産の管理をしている会社に「こういったエリアでこういった条件で物件を探しています」ということで相談をしたとしても物件を取り扱っていない、管理していない業者さんであればそれ以上のことをしてくれるということはありません。
こちらのページで for rent というところをクリックしてエリア別に探したり、間取りで絞ることができます。
気になるものがあったらクリックしてみましょう。
物件の写真や家具の有無、長期滞在、バケーションレンタルなどの情報が出てきます。
この物件を取り扱っているエージェントについて出てきますので、直接この人に e メール又は電話をして下見をお願いしたり相談をすることが出来ます。
これがハワイ hicentral.com の使い方です。
(詳細はブログ下の動画をご覧ください。)
次に facebook のマーケットプレイスです。
グループページがあります。ここに例えば不動産の売買の物件に関しても賃貸の物件に関しても載っていることがあります。
業者さんを通さずにオーナーさんと直接コンタクトしてみせてもらったり契約をするパターンです。
物件の近くに大家さんがいたり、不動産会社への管理料を節約するために大家さんが直接管理しているところもアメリカではたくさんあります。
管理会社が管理しているものもあり、コンタクトするようにということで管理会社の名前が書いてあります。
そして facebook の場合には
メッセンジャーを使えるのでアプリでやりとりができます。
最後にcraigslist.comを使った賃貸物件の探し方です。craigslistは全米各地にある個人売買などのネット掲示板です。昔からある一番古いサイトです。
検索をするとホノルルのサイトが出てきます。
ハワイの場合はハワイ島、オアフ島、マウイ島など島ごとに掲示板が違うので気をつけてください。
これも大家さんが直接自分で載せている場合も管理会社が委託されてこのクレイブスリストに載せている場合もあります。
記載されているアドレスにメールでやりとりができます。
以上が物件の探し方についてです。
ここで一番大事な部分は”引っ越せばすぐに賃貸物件を見つけたりとか借りることができるのか”という話です。
見つけることに関しては日本からもネットを使って物件の詳細を見たりコンタクトすることができます。
ただし、例えば「ハワイに行くのは3ヶ月先です」とか「半年先です」っていうようなことで問い合わせをしても先方からは時間がありすぎてまた連絡をしてきてくださいということで断られてしまいます。
なぜならばこういった物件というのは今借りる人を探しているので先々の問い合わせが来てもたいていは対応してくれません。
ハワイに渡る直前に物件を見せてほしいとかっていう内覧の予約をしたりとか質問があるのであれば事前にコンタクトを取ったりとかっていうのは可能だと思います。
大家さんや管理会社との連絡が取れて、内覧が終わりました。さあ借りれる!となるかというと、ここで少しハードルがあります。
アメリカに初めて進む場合には 社会保障番号やクレジットヒストリーがないために余分に審査の部分で追加の書類が必要な場合もあります。
まったくクレジットヒストリーなどがない場合には支払い能力があるという残高証明を銀行に発行してもらうのが一番早いです。
家賃の滞納をされてしまうのが一番大家さんにとって困ります。ましてや外国人などは信用力がありません。
大家さんを納得させるためにも、そこら辺をきちんと自分で準備をしておくことが必要です
借りる場合にも残高証明が必要になることがありますので気をつけてください。
2.携帯電話や電気水道などの公共サービスはすぐに契約できるか
さてさて、前章では住む場所について書きました。では、無事に住む場所が決まったら電気はどこにお願いすればいいのでしょうか?水道や電話は無事に繋がるのでしょうか?
ここでも先ほどお話ししたクレジットヒストリーが肝心です。
クレジットヒストリーについて
もう少し詳しくお話をすると先ほどの社会保障番号の下で管理された支払い履歴のことです。
個人個人でその方が所有しているクレジットカードの利用と支払い状況、車や住宅などのローンの借入金に関する情報が細かに記録されているのがこのクレジットヒストリーというものです。
これが出来上がるまでには半年1年とかかりますので引っ越してすぐにクレジットカード履歴が残るわけではありません。
ではそのクレジットヒストリーがない時点で携帯電話の契約や公共料金の契約について、じゃあどうすればいいのでしょうか?
社会保障番号も例えばクレジットヒストリーがない場合にはその電話料金を滞納されては困るので「先にデポジットを払ってください。であれば契約をしてもいいですよ」っていうこともあります。
それが嫌な場合にはプリペイドの契約ができる携帯電話の会社で契約をしてから1年後クレジットヒストリーが構築された後で通常の携帯電話サービスに乗り換えることになります。
公共料金に関してもやはりデポジットを求められることが多いです。
クレジットヒストリーがない場合にはデポジットを支払うことが求められ、問題がなければ返還されることが多いので、その辺は電力会社や水道会社の指示や契約に従ってください。
3.アメリカ人と結婚すれば誰でも簡単にグリーンカードが取得できるのか
最後にアメリカ市民との結婚による永住権グリーンカードについてのお話です。
アメリカ人と結婚すれば簡単に問題なくすぐにこのグリーンカードが取得できるか?
一つ気をつけなくてはいけないのはそのアメリカ人がアメリカでの収入証明が必要になりますので気を付けてください。
例えば、
日本で国際結婚され配偶者の方がアメリカ人だとします。
しばらく日本に暮らしていました。ということは私たち日本人がその配偶者ビザを日本で取得できるように申請してあげてその人が日本に住める配偶者ビザを持って日本に住んでいたとします。
その場合には日本での確定申告とか源泉徴収があって日本で生活をしている分には全く問題ありません。
あるときに、じゃあアメリカに引っ越そうということで、今度はアメリカ人の方がその日本人である配偶者にアメリカの永住権グリーンカードを発給してもらえるように申請をするとします。
ここで問題になってくるのがそのアメリカ人が日本で住んでいたがためにアメリカで収入があるということを証明できないわけです。
というのは日本で暮らしていたから日本の給料をもらっていてアメリカでの収入がないために余分な書類が必要になります。
グリーンカードを得られないかというとそうではなくて次の追加のステップが必要になるということを気を付けて下さい。
どういうことかというとそのアメリカ人がグリーンカードの申請をしてあげないといけないのですが、もしその人に収入がない場合には共同のスポンサーとして例えば大抵の場合は身内(ご両親であったり)と言うことが多いですが共同のスポンサーも書類申請が必要になります。
その場合には両親の収入や年金や資産のような余分な書類をつけて出すことになります。
自分たちで出来るかどうか不安な方もいらっしゃると思います。特に日本人の配偶者が英語があまり出来ない場合などはコミュニケーション自体も難しいですよね。
そういった場合には移民専門の弁護士さんがいます。
有料ではありますが事情説明をして書類を揃えてもらって移民弁護士を通してグリーンカードの取得をされるのも一つの手だと思います。
特別なケースでなくても、アメリカ人の人がスポンサーになって配偶者のために書類を準備する場合、多少お金がかかっても専門家に依頼した方が間違いありませんし、スムーズにいきます。
当事者のお二人で話し合ってどのような形(自分たちで出来そうか、移民弁護士の先生にお願いした方が良いかなど)で手続きを進めたらいいのか相談してくださいね。
不備があると書類は返されてしまいますし審査も長くかかります。
今、グリーンカードを申請すると半年〜一年と時間がかかります。
不備があった場合にはさらに時間がかかる可能性がありますので、十分注意して進めてください。
まとめ
・ハワイに引っ越すには半年〜一年分の家賃を払える貯蓄の残高証明を発行してもらいましょう。
・公共料金はデポジットで解決しよう。(これも余分にお金が必要という事です。)
・永住権の申請はスムーズに行うために移民専門弁護士にお願いする方が良い場合もあります。